工場見学_国産のポンジができるまで(上)_糸から織物ができるまで。

iPhoto-15.jpg

シルクスクリーン印刷や昇華転写やダイレクト印刷など
弊社で扱う印刷には主に化学繊維を使った布を使います。

今回は(上)(下)と二回に分けて
(上)生機(きばた)のできるまで== =糸から織って布ができるまで
(下)生機から整染して完成===生機を漂白洗浄してプリント用の下処理をする
レポートしていきたいと思います。

まず、化学繊維といってもいろいろありますが、圧倒的に多いのはポンジです。
ポンジは主にのぼりや腰幕、タペストリーなど色々なアイテムに使います。

他にも

ポンジより厚みのあるトロピカル
光沢のある糸で追ったサテン
手触りがよく高級感のあるスエード
生地の織りがキレイで生地感のあるツイル

などいろいろありますが、織り方の違いなどはありますが、
全ては糸から出来ています。
今回はそんな布を作っている工場へいってきました。



どこで作られているか?

国産の化学繊維は福井県で多く作られています。
織物には大量のきれいな水が必要なため、古くからの産地として織物工場や
織ったあとの生地を印刷用の生地へ整える精染工場などもあります。

弊社でも台湾製など海外製の生地も使用しますが、工程や設備の違いで、
価格以外にも国産と中国産の違いがあります。




布はどういうふうにできるのか?

布は縦糸と横糸で織ることで布になります。
・糸の種類(太さや光沢感の有り無しなど)
・織り込む密度
・織り方
・仕上げ方法(染色や加工)

などによりいろいろな表情の布ができあがるので、織物を作る際には
細かく指示を出し、品質のばらつきのない様に仕上げています





生機(きばた)ができるまで

糸から布として印刷ができるようになるまでにはかなりの工程があります。

まずは糸から織物を作ります。(例)155センチ巾のポンジ

  1. 縦糸の準備(整経)・・・縦糸を911本束ねる
  2. 縦糸の準備(整経)・・・911本束ねた糸を6束重ねて5466本の束にする。
  3. 縦糸の準備(糊付)・・・縦糸に糊を付けて織りやすくする
  4. 縦糸の設置準備(経通し)・・・織機に通すように上下の糸を分ける
  5. 織る(製織)・・・縦糸と横糸で織る。

原綿から綿織物ができるまで | 繊維機械事業 - 株式会社 豊田自動織機.jpg

引用:豊田織機

iPhoto-4.jpg 布を作る上で縦糸のセットが一番大変です。この工程でも1本でも糸が切れてはいけないので、センサーにて糸が切れていないかを感知しながら慎重に進めます。

iPhoto-6.jpg 911本束ねた糸をさらに6束重ねて5470本の縦糸を巻きとっていきます。
このセットも糸が均等になるように細かい作業が続きます。

iPhoto-7.jpg織りやすいように糸の汚れをとり、糊をつけていきます。
真ん中は大きな釜になっていて高温での作業になります。

iPhoto-8.jpg 5470本の糸を織るために1本づつ交互に上糸と下糸に分けていきます。
セットされた糸は専用のハンガーに掛けてこのまま織り機へ運ばれていきます。

iPhoto-10.jpg できた縦糸は工やって保管されていきます。一つづつがかなりの大きさなので、かなりの見ごたえです。ちなみに縦糸はこの巻きで14万m(200m反物70本分)とれます。

iPhoto-11.jpg 長い工程を経た縦糸を織り機にセットしてそこに横糸を通して生地を作っていきます。
横糸はこの工程だけ変えればいいだけなので、比較的簡単に変えられます。※ちなみにこの機械だと24時間で138m分しかできず、織物工場は24時間操業です。

iPhoto-13.jpg 出来上がった生地を検反します。基本は200m巻ですが、途中で糸飛びなどがあれば50mを単位として小分けしていきます。
この50mの反物は手刷りや他の用途など向けに出荷されて行きます。油汚れなどは後の整染工程で取れる物などは流していきます。

iPhoto-14.jpg この状態で織物の生機(きばた)が完成します。生機では糸の糊がついていたり、生地が斜行していたりするので、印刷用の下処理の工程へ進みます。

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