fabcafeでモノヅクリって何かを考えました

渋谷にOPENしたfabcafeに行ってきました。

愛知県の本社でインクジェットの印刷をしているオンデマンド事業部のメンバーがJAPANSHOPにきて、最新のプリンターや設備を見てきて、テンションもあがったところで、その帰りにモノツクリについて考えようということで、行ってきました。

Fabcafe title

fablabとfabcafe

会社の布印刷の実験場という意味で「fablic Labo」などを検索して偶然見つけたことがきっかけで、去年の夏ごろにfablabというものがある事をしりました。世界各地にあり、3Dプリンターやカッティングマシンなどの工作機械を備えたオープンな市民工房を推進している団体で、ファブラボ鎌倉やファブラボつくばがあります。

「Fab」には「 Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」という2つの意味が込められています。ついでなので自分的にはFablicも入れたいなとおもっています。

FablabjapanFabLabJapan

ファブラボとは、3次元プリンタやカッティングマシンなどの工作機械を備えた一般市民のためのオープンな工房と、その世界的なネットワークです。「Fab」には「Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」という2つの意味が込められています。ファブラボは、次世代のものづくりの「インフラ」だといえます。インターネット(というインフラ)が普及することによって、誰もが自由に情報発信することができるようになったように、ファブラボ(というインフラ)が各地に普及することで、誰もが自由にものづくりを行えるようになることが期待されています。

先日、岐阜県の大垣のソフトピアにもf.laboができて、県内の企業がその設備を使って施策などの開発することを推進しています。

コワーキングなどが人と人が緩やかにつながる感じのように、fablabはその中心に設備機械があって、それを中心にクリエイターと製造業が交わるイメージです。

fabcafeとは

fabcafe

〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F
Map (Google Maps)
カフェ:03-6416-9190

FabCafe

渋谷から道玄坂を登っていくと、そこにfabcafeはあります。

レジもiPadのPOSレジで普通にレシートが出てきて、まずはそこで心を掴まれてしまいました。

Fabcafe entrance

Cafeにあるfabな作品

店内に入り、カウンターでドリンクを注文します。ここらへんは普通のカフェです。
入口にはすでにレーザーカットで組み上げれた作品があります。そしてメニュー表示も全てレーザーカットで自作されたオリジナルです。ここまでこだわっているのはスバラシイです。

Fabcafe 8

注文すると渡される番号札ももちろんオリジナルです。おそらく切り口はわざと焦げるように周波数を上げて強めに加工してあるので、黒く仕上がっていると思います。印刷の設定でスピードや周波数など設定でき、紙などであると燃えてしまうこともあるようです。
エスプレッソダブルは450円でおいしかったです。

Fabcafe 2

Tシャツもてっきりシルクスクリーン印刷だと思っていたのですが、よく見るとフロッキーのように盛り上がっているので、なんだろうと思ったらアイロンで転写できるフェルトシートをレーザーカットしていた事に気づきました。これもスバラシくてかわいいです。

Fabcafe 9  1

Fabcafe 9  2

Fabcafe 5

Fabしてみた!!

コーヒーを飲みながら、担当の岩岡さんにやりたいというアピールをすると三番目に案内してくれる事になりました。
いろいろな仕事のことを話してまっている間に何をつくろうか作戦会議をして、会社の入口に置けるような表札が欲しいということになったので、会社のロゴのデータをレーザーカット用に少し加工して用意しました。

Fabcafe 4

レーザーカットすると丸など落ちてしまうので、こういう部分だけすこし加工します。この間はプレートの厚み位は最低限必要なようで、あまり細いと強度がなくなるということで原寸で1.5mm空けておきました。

2mmでCIのブルーのアクリル板があったので、それを元に作ります。
おおきなHORIEはレーザーで落とし、下の小さいコピーはレーザー彫刻します。

Artwork 2

後はデータをとりこみます。この横のiPadは加工用のPOSレジ端末です。

Fabcafe 1

でこれがレーザーカッターです。蓋をしめることで安全装置が働きます。下はハニカムになっていて弱く空気が吸い込まれていて薄いものでもそらずに吸着して煙を吸う役割をしています。

Fabcafe 3

そして何より、僕達を驚かせたのは本来企業秘密で絶対に見せることのない、細かい設定プロファイルがプロジェクターで映されています。自分の会社でこの画面などはどんなお客さんにも絶対に見せません。同じ機械をかっても、この調整一つで品質が全く変わってしまう大切な設定です。fablabの考え方の特徴にもこの設定などの共有も含まれていてこのあたりがオープンソースなモノヅクリの肝の部分でもあります。

ただ企業の場合で参加する場合でもこのあたりはおそらく難しいだろうなと思いました。

レーザー加工では周波数やスピードなどの微調整を、パスの設定ごとにハーフカットや抜いたりなど詳しく設定できます。この設定次第で燃えてしまったり、うまく切れなかったりするので、店にない素材などはお店で要相談が必要です。

Fabcafe 9  3

加工するものをおいて。

Fabcafe 9  4

レーザーポインターの焦点を合わせて原点設定をします。

そしたらレーザー彫刻を先にほります。

Fabcafe 9  5

そしてそれから抜きの部分を。

Fabcafe 9  6

そして完成です。すごく綺麗に仕上っています。文字もキレイ。出来上がったときにはみんな何故か笑ってしまうのもポイントです。これが3つ完成しました。

Fabcafe title

fabcafeがつなげるもの

fabcafeの岩岡さんに話しを聞くと、「クリエイターと製造をつなぐ事ができないかと考えたときに、その中心に機械や設備があると、アイデアと技術の交流が始まるんです。」ということを聞きました。
そしてそういう場所を作りたいと思い、さらにもっといろいろなメンバーが出入りするOPENな場所を考えて行ったら、その形態がcafeだったという事のようです。

今利用しているPAXCoworkingも下はパクチーハウスという飲食店だし、下北沢オープンソースカフェもcafeの形態をとっていることで人が集まりやすくなるんだろうと思いました。本社のある愛知県一宮も喫茶文化があり、喫茶店で人と交流することも多くあります。

レーザーカッターは旗のカットで一度会社で導入を検討した事もあり、展示会の時に見せてもらっているのですが、その時は業務的な作業効率や採算がとれるのかなどなど、クリエイティブ的思考はなく機械をみていたので、あまりワクワクしませんでした。

でも今日fabcafeで見たものは同じ機械のはずなのに、なんか楽しそうで、あれもできそう。これもできそうとアイデアがどんどん湧いてきて楽しくなってしまいました。一緒に行ったいつも現場で印刷をしているメンバーも、機械の設定や設備をみてすごく盛り上がっていました。

ふと、冷静になるとこの楽しい気持ちってモノヅクリの本質で、最近忘れていた物なんじゃないかと思いました。
自分の仕事でも、知らない間にモノヅクリすることが苦しくなって、いやになりそうになる時もあります。そしてそんな気持ちのまま仕事をしていたらいつの間にかお客さんから頼まれた仕事しかしないし、楽しくなる提案もしない。そしてどんどん仕事がつまらなくなる負のスパイラルに陥ってしまうはずです。

楽しそうにいい仕事をする。そしていろいろな人のアイデアも聞いて新商品や新しい提案をかんがえる。そんな簡単そうで難しい事をもっときちんとやっていきたいなとおもいました。うちの会社の設備でもワークショップしたいけど、現場のメンバーの気にするあまりOPENにし過ぎたくないというのも分かるし、答えはすぐに見つからないかも知れないけど、すごくいいヒントになって刺激をもらうことが出来ました。

明らかに場違いなスーツ集団です。

Fabcafe 9  7

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